仙台・宮城での番号変更
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自動車のナンバープレートは、「使用の本拠の位置」(住所等)がどこにあるかで変わってきます。
普段、自分のナンバープレート情報を気にされることはあまりないかもしれませんね。
職業柄か、
「仙台530た◯◯◯◯」とか見てしまうと、「仙台に使用の本拠の位置がある小型車。希望ナンバーみたいだけど、誕生日かな?」とか妄想してしまいます。
そこで、引っ越しをしたり、他県ナンバーの自動車を仙台・宮城で使用する場合には、関係してくるので少し考察してみたいと思います。
仙台ナンバー?宮城ナンバー?どっち??
元の本拠の位置(他県)→新しい本拠の位置(仙台市)
他県ナンバー→仙台ナンバー
元の本拠の位置(他県)→新しい本拠の位置(仙台市以外の宮城県内)
他県ナンバー→宮城ナンバー
元の本拠の位置(仙台市)→新しい本拠の位置(仙台市外の宮城県内)
仙台ナンバー→宮城ナンバー
元の本拠の位置(仙台市外の宮城県内)→新しい本拠の位置(仙台市)
宮城ナンバー→仙台ナンバー
住所(営業所等)が…
仙台市内→仙台ナンバー
仙台市以外の宮城県内→宮城ナンバー
こういった関係性になりますので、少し覚えておいてくださいね( ゚д゚)
必要な書類は?
名義変更時には、印鑑証明書等必要な書類がフルコースで必要。
今回は、引っ越しをしたり、使用する場所が変わった場合のケースで考えてみたいと思います。
基本的には…
- 所有者の委任状
- 使用者の委任状(所・使が同一の場合は不要)
- 住所や姓名などの移り変わりが確認できる書類(個人:住民票・戸籍謄本等、法人:商業登記簿謄本等)
- 車庫証明
- 車検証
- ナンバープレート
申請書は変わるところだけ記入するので、変わらないところは空欄でOKです。
所有者・使用者は変わらず、使用の本拠の位置が変わるケース
所有者はリース会社、使用者は法人。
現在、使用の本拠の位置(営業所)は八戸市。
自動車を仙台市宮城野区の営業所で使いたい。
この場合、八戸ナンバー→仙台ナンバーに変わります。
事前に仙台東警察署に車庫証明申請。
所有者:委任状、使用者:委任状及び車庫証明。
所有権は変わらないので、リース会社からの印鑑証明書は不要。
車庫証明手数料2,600円
変更登録手数料350円+ナンバープレート代1580円
所有者は変わらず、使用者と使用の本拠の位置が変わるケース
所有者はリース会社、使用者は法人。
現在、使用の本拠の位置(営業所)は山形市。
自動車を宮城県大和町の営業所で使いたい。
この場合、山形ナンバー→宮城ナンバーに変わります。
事前に大和警察署に車庫証明申請。
所有者:委任状、使用者:委任状、所在証明(公共料金領収書のコピー・登記済みなら履歴事項全部証明書の写し)、車庫証明。
所有権は変わらないので、リース会社からの印鑑証明書は不要。
ただし、そこに営業所がある証明として公共料金領収書のコピー等が必要です。
車庫証明手数料2,600円
変更登録手数料350円+ナンバープレート代1580円
所有者は変わらないが、名字が変わって、使用の本拠の位置が変わるケース
所有者・使用者は同一で個人。
自動車を宮城県大河原町の引越し先で使っている。
車検証上の名前は「山本八重」、使用の本拠の位置(住所)は仙台市青葉区。
仙台市青葉区から仙台市太白区に引っ越しをしている。
今は結婚していて名前は「新島八重」、現在の住民票上の住所は大河原町。
この場合、仙台ナンバー→宮城ナンバーに変わります。
事前に大河原警察署に車庫証明申請。
所有者:委任状、戸籍謄本、戸籍の附票、住民票、車庫証明。
所有権は変わらないので、印鑑証明書は不要。
ただし、結婚して名字が変わっているので、変わったことがわかる戸籍謄本が必要。
加えて、一度仙台市青葉区から仙台市太白区に住所を移しているので、住所のつながりが分かる戸籍の附票も。
※「戸籍の附票」は、変更した住所の履歴が載っています。届出をしていなければ、当然出てきませんが…。
※戸籍謄本、戸籍の附票、住民票は、ご依頼があれば委任状なしで行政書士の職務上請求書で取得できます。「本籍がわかんねー!」って場合でも、本籍地入りの住民票を取得することにより、戸籍謄本・戸籍の附票も取得できます。
※「山本八重」から「新島八重」に変わる前に川崎尚之助と結婚しているから「川崎 八重」だろうというご指摘は、スルーさせていただきます(正確には離婚して旧姓に一度戻っているので、山本→川崎→山本→新島)。
車庫証明手数料2,600円
変更登録手数料350円+ナンバープレート代1580円
ナンバープレートの交換作業はこんな感じ!
封印をホジホジ…
アルミ製なので、簡単にホジホジできます。
たまに錆びついて回らなかったり、ネジ山がナメってしまったり。
ドライバーだけじゃなく、ラチェットレンチもあった方がいいです。
ただし、ナンバープレートを外すのは新車検証が出てから。
新車検証が出る前にナンバープレートに手をかけて、書類の不備により新車検証が出なかったら公道を走ることができませんから(¯―¯٥)
新しいナンバープレートを取り付けて…
真新しいナンバープレート。
ピカピカです。
ナンバープレートを取り付けたら、ボンネットを開けて待ちまする。
封印の取り付け&新車検証の受取
ナンバープレートの取り付けが終わったら、こんな感じでボンネットを開けておきます。
あとはボゲーっと待つばかり( ゚д゚)
真夏の炎天下にただ待ってるのはシンドいのですが…
職員がエンジン内部にある車台番号と新車検証の車台番号の一致を確認します。
確認が取れれば、後ろのナンバープレートに封印をして新車検証を受け取って終了。
※「あっ!?ドライバー忘っちゃわ!」となっても大丈夫。交通会館(運輸支局隣の建物)で借りられます。
まとめ
車庫証明申請から変更登録(移転登録)までは、何気に時間がかかります。
車庫証明の配置図・所在図作成、戸籍や住民票の収集、登録・税申告書の申請書作成やナンバープレートの取り外し・取り付けまで多岐に渡ります(´;ω;`)
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