軽自動車、「使用の本拠の位置」の変更 ~仙台・宮城~
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軽自動車の管轄が変わると、車検証の記載内容を変更する必要がありますよ。
法人さんだったら、他県から営業所が変わることがしばしば。
軽自動車も他県から宮城県に移った場合を考えてみましょう。
軽自動車、「使用の本拠の位置」の変更
なんか長ったらしい名前(*^^*)
要は実際に使う場所のことです。
- 使用者住所:東京都港区
- 使用の本拠の位置:名古屋市中区
これは法人の住所(所在地)は東京都港区にあるんだけど、実際に使用している場所は名古屋市中区だよ…ってことです。
「んじゃ、使用者住所も名古屋市中区でいいんじゃない?」って思いますよね。
できなくはないのですが、
法人さんの場合は本社の住所で申請することが多いです。
大きい支店さんで支店長さんにも権限があったり(支店の登記がされているとか)だと、ないこともないですが。
ただし、支店では所有者になれない(リース会社や信販会社等が所有者)パターンですよね。
いずれにしても、
実際に使用している場所が変わった場合は、車検証の記載変更手続きとなります(^o^)
上記のケースで言えば、
名古屋支店で使用していた軽自動車を仙台支店で使うケースです。
必要書類は?
- 車検証
- 申請依頼書(所有者)
- 申請依頼書(使用者)
- 税申告書
- 税止め書類
- ナンバープレート(2枚)
うん。
複雑じゃないですね(*^^*)
時間があれば自分でもいけそうですが、
- 書類収集
- 書類作成
- 窓口に出向いてナンバープレートの返納
- 書類提出・税申告
- 新車検証を受け取り、ナンバープレートの購入
- 新車検証の備え付け、ナンバープレートの取付
何気にボリュームはありますね。
時間があるなら大丈夫かも\(^o^)/
車検証
原本が必要です。
申請依頼書
普通車で言うところの委任状です。
軽自動車の手続きでは委任状とは呼びませんし、中身も違いますのでご注意を。
普通車用の委任状でも大丈夫かも…と思うかもしれませんが、これがNGなのです(´;ω;`)
ただし「軽自動車の場合は『委任状』を『申請依頼書』に読み替える」などの文言があればOKです!
所有者・使用者が同一の場合は一枚で!
税申告書
軽自動車検査協会の窓口でもらえます。
事前にもらっておければ、出向く前に全部記入できます(^^ゞ
ほとんど車検証や住民票からの転記になりますが、複写式なのでガッツリ強めで記入しましょう!
税止め書類
転入(他県から宮城県に「使用の本拠の位置」が移る場合)は、前の所有者に課税されない手続きもした方が無難です。
これは転入前の市区町村から課税されていた軽自動車税を止める手続きなのです。
新車検証が出てから、当該市区町村の手順で税止め手続きをしても大丈夫。
ただ、面倒くさいならば、使用の本拠の位置変更や名義変更手続きの際に1,100円の手数料を支払ってやってもらったほうがラクですね(^O^)/
ナンバープレート2枚
軽自動車の手続きは、基本的にナンバープレート先返し。
時間に余裕がある場合は、ナンバープレートを外していただいて書類と一緒に軽自動車検査協会に持ってきても大丈夫です。
事前に希望番号等を申込している場合は、希望番号予約済証も忘れずに(*^^*)
車庫証明(保管場所届出)
普通車と違って、軽自動車は事前に車庫証明(保管場所届出)は不要。
「使用の本拠の位置」はどうやって証明するのよ?
おっしゃるとおり!!
証明書の類はなくとも、OCR用紙(申請書)の「使用の本拠の位置」欄に住所コードを入力するだけでOK。
普通車の手続きから考えたら「大丈夫かよ?(^_^;)」って思いますよね。
ただし、
仙台市及び石巻市に「使用の本拠の位置」がある場合は、管轄の警察署に車庫証明(保管場所届出)をしなければなりません。
個人の方だと手続きをしてない方もいらっしゃるかもしれませんが、法人さんの場合はキチンと届出をしておいた方がいいです。
法令遵守\(^o^)/
必要書類は普通車の車庫証明とほぼ同じ。
違いは…
- 届出書は3枚綴(普通車は4枚綴)
- 手数料は600円(普通車は2,800円)
- 保管場所標章は即日交付(普通車は中三日かかります)
サクッと終わらせちゃいましょう!
軽自動車検査協会宮城主管事務所での手続き
書類一式は、
ホッチキスで止めることなくクリップで。
税申告書と税止め書類も一緒に提出しますが、ここで「ナンバープレートを先に返納してください」と指示があれば、隣のカウンター(ナンバープレート交付窓口)にナンバー変更2枚を先に返しましょう。
そうすると、申請書(OCR用紙)に返納したスタンプが押されるので、改めて書類を窓口へ提出(*^^*)
あとは引換券がもらえるので、電光掲示板に自分の番号が出てくるまで待機です!
たまに不備や確認のために番号札の番号や名前を呼ばれることがあるので、スマホに夢中にならずに聞き耳を立ててくださいね(笑)
順調にいけば、
番号が表示されますので、書類を受け取ったら違う窓口にファイルごと持っていくように指示されます。
そちらでも自分の番号が表示されるまで待機!(最初にもらった番号札は持ったままです)
電光掲示板に番号が表示されたら、最後に税申告窓口へファイルごと提出。
黄色いフダ(2つくっついている)があるので、そのフダをひとつ外してファイルに挟めます。
もうひとつの黄色フダを持って呼ばれるまで待機。
呼ばれたら税申告手続きも終了です。
最後にナンバープレートを購入して終わり(*^^*)
ボルト(4本セット)がカウンターにあるので、持っていくのを忘れずに。
行政書士に依頼すると?
ほとんど何もすることはありません。
- 車検証原本の準備
- 申請依頼書に記名・押印
- 登記事項証明書の準備(これも行政書士が取得できますが)
ぐらいですかね(^_^;)
あとは税申告を含む手続き・ナンバープレートの交換作業まで全部任せられます(*^^*)