所有権がついてない自動車を譲受した場合 ～仙台・宮城～
この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。
自動車の名義変更についてお聞きします。
他県に住む友人から普通車を譲渡してもらうのですが、車検証の所有者欄にローン会社、使用者欄は友人の名前となっています（友人はすでにローン完済済み）。
また運輸支局への手続きは自分で名義変更に行きたいと思っています。何が必要でしょうか？
所有権留保解除の手続き（名義変更）
友人がローンを完済しているので名義変更は可能。
一旦、友人に所有権を移してから自分に名義変更でもいいのですが、ローン会社に事情を話して直接自分に名義変更の手続きをしてもいいでしょう。
面倒なので、友人は飛ばしてもいいと思います（笑）
他県ナンバーがついているので、車庫証明とナンバープレート交換が伴います。
車庫証明は自分でするのか頼むのかも検討していきましょう。
- 手数料納付書
- OCR用紙（１号）
- 車検証
- 譲渡証明書（ローン会社）
- 印鑑登録証明書（ローン会社）
- 委任状（ローン会社）
- 印鑑登録証明書（自分）
- 車庫証明（自分）
- 希望番号予約済証（希望番号にしたい場合）
- 税申告書
自分で手続きをするので、実印は持っていきましょう。
それと宮城運輸支局に自動車の持ち込みをします(*^^*)
行政書士のさくまさん
手数料納付書
手数料納付書
登録印紙販売所で無料でもらえます。
この用紙は非常に便利で、これを見ると自分の手続きに何が必要なのかがわかります(*^^*)
OCR用紙（１号）
OCR１号
印紙販売所にて無料でもらえます。
書き方は変更する場所だけ書くところに特徴がありますね。
すべて鉛筆書きでOK。
鉛筆書きなので気軽に書けるかと(*^^*)
車検証（原本）
コピーを一部取っておきましょう。
税申告書の記入の際にも使用するので、手続き中にコピーを見ながら転記する形でも良いかと。
ただ待っているのもヒマですから(^o^)
譲渡証明書（ローン会社）
譲渡証明書（記載例）
最初から印字されていたり、記入されていることもありますが、全く書かれていないことも…。
記載例のように、
- 自動車の情報は、車検証から転記
- 譲渡人・譲受人の情報は、印鑑登録証明書等から転記
これが原則です。
省略しないようにしましょう。
それと、
譲受人（自分）の印鑑は不要。
ここに押印しちゃうと、別なひとに譲ることになってしまうので…(*´﹃｀*)
印鑑登録証明書及び委任状（新旧所有者）
発行日より３ヶ月以内。
委任項目が空欄の場合は、「移転登録」申請と記入します。
今回は自分で行くので、旧所有者の委任状は不要。
車庫証明（自分）
「使用の本拠の位置」が変わるので、車庫証明を先に申請しておきます。
用紙等は管轄の警察署窓口でももらえます。
保管場所の位置（車庫）が自己所有じゃないなら、所有者又は管理会社等から「使用承諾証明書」をもらわなきゃないので、申請の準備の中では一番優先して手配することになりますね。
自分で書類を作成して申請・受取をするのかも含めて、検討しましょう。
車庫証明も甘く見て申請をすると、何でも出直しすることになったり窓口で訂正させられたり…。
使用承諾証明書などは第三者が発行しているものなので、間違って記載してしまうと承諾者の印鑑での訂正が必要なので、意外とめんどくさいです…。
希望番号予約済証（希望番号にしたい場合）
どうせなら自分の好きな番号にしたいですよね～。
「１」や「７」だと抽選になりますが、通常であれば申込から所定の日を待てば大丈夫です。
仙台図柄ナンバーもあります(^o^)
費用や申込日から交付予定日が違ってくるので、事前の確認が必要となります。
ネットから申込をした場合でも、交付窓口で希望番号予約済証をもらわないといけないので注意してください。
窓口で申込された方はその場で希望番号予約済証がもらえます。
名義変更当日にはできません。事前の申込が必要です。
タッチパネル端末を使用して入力するのですが、車検証のコピーがあると全然ラクなのでお忘れなく。
バーコードリーダーで車検証の下部にあるバーコードを読み取ると、車台番号等が自動で入力されますよ～。
行政書士のさくまさん
税申告書
納税義務者が変わるので、税申告をすることになります。
宮城運輸支局ではなく、同じ敷地内にある宮城県交通会館に移動しましょう。
（車検を受ける自動車もいっぱい並んでいるので、横断する際は気をつけて）
宮城運輸支局内で手続き中に、用紙だけもらってきて記入しておくのをオススメします。
待ち時間も30分～1時間程度かかる時もありますから、
時間の有効活用(^^)
行政書士のさくまさん
ナンバープレート変更
税申告まで終われば、ナンバープレートの交換作業です。
係員の方が取外し・取付をしてくれるわけではないんですね～。
自分でやるんです。
工具は（細い）マイナスドライバーとプラスドライバー。
マイナスドライバーは後ろのナンバープレートに施封されている封印をホジホジします。
ナンバープレートを取り付けてから間もない場合や新車に近い場合は取り外しで心配はないでしょう。
ただし、ナンバープレートを取り付けてから時間が経っている（車検証上の登録日が何年も前）、ボルトから茶色の筋が垂れている（錆びて腐食している可能性あり）ケースでは、慎重に作業しなきゃヤバいです。
工具を忘れても、ナンバープレート交付窓口で所定の用紙を記入すれば貸し出しを受けられます。
とにもかくにも、
ナンバープレートがキレイに外れるか…ですね(^_^;)
行政書士のさくまさん
まとめ
車庫証明申請から名義変更まで、自分でやってみるとなかなか大変です。
原則通り、車検証や印鑑登録証明書等を転記していけば、大きなミスはないと思います。
宮城運輸支局の登録官は比較的優しい方が多いと思いますが、車庫証明申請先の警察署は窓口の方によっては「めんどくせ！」と思われることがあるかもしれません苦笑
窓口でごしゃいでも（怒っても）仕方がないので、指摘された箇所は素直に訂正等をお願いします( T_T)＼(^-^ )
ネットの情報がすべて正しいわけではないので、間違うこともあることを想定して動けば大丈夫でしょう。
弊所では「車庫証明申請」「希望番号申込」「名義変更」「出張封印（お客様宅等に出向いてナンバープレートを交換）」など、部分的に承ることも可能です。
聞くだけならタダですから。
連絡をお待ちしております(^^)
行政書士のさくまさん
