車庫証明申請の配置図。地図ってやつです！　～仙台・宮城～

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【結論】　自宅（一戸建て）の場合は、
「保管可能台数・現在の保管台数」がわかればいい

「自動車の保管場所」だけではなく、「使用の本拠の位置」（個人申請の場合は生活の本拠）が絡んでくるので、今回は一戸建てにお住まいで庭を駐車場としていることを前提として考察します。

行政書士として実務上気になる点がいくつかあります。

特に気になるのは、都市部よりも郊外の一戸建てのケースです。

• 舗装されていない駐車場で、白線のラインがない
• パッと見、自宅と隣家の境界がわからない（わかりにくい）

【理由】　窓口・調査員の目線で問題があるかどうか

申請書を窓口で見てもらう際に、必ずチェックされる部分が保管場所状況です。

宮城県の車庫証明申請書にも保管場所状況について記入する欄がありますよね。

他県のディーラーさんや行政書士さんからは、
「宮城県って細かいですね」
「結構、うるさいんすね！」

…といったご意見をいただくことも。
まぁ、しょーがないです。

事前に把握しておかないと、窓口で聞かれても答えられません。
一般の方が窓口でやり取りしている姿を後ろに並んでいる自分としては、ちょっと待つ時間が長くなるので…。

 

現地調査員の方の目線で考えてみましょう。

仙台・宮城での車庫証明申請後は、保管場所（車庫）の現地調査が入ります。

個人申請の場合、
在宅でも不在でも問題ありませんが、確認が必要な時は調査員が訪問することも考えられます。
（保管場所がシャッター式で中が確認できないケースなど）

配置図と実際の保管場所状況に食い違いがあると、あとで所轄署から電話の連絡が来ることになります。

このあたりを適当に回答してしまったり、時間を要することになると、交付予定日には交付されることが難しくなります。
俗に言う「保留」状態となり、宮城県運輸支局での名義変更手続き・住所変更手続きで使用できないわけです。

なので、
最初からツッコまれない（ツッコまれにくい）配置図の作成が重要なのです。

 

【具体例】　実際の配置図・所在図の書き方（の考え方）

「何台駐車可能で、何台駐車しているのか」

結局、コレに尽きます。

ディーラーさんからの丸投げですと、ユーザーからの情報がなくて困ることもあるかもしれません。
ご自身で申請する際は、ご自身のことですから窓口でもなんとかなるでしょうｗ

では、
実際にどんな感じで配置図を作成していくか事例で考えてみましょう。

法人の営業所

これは個人じゃなくて法人でした（笑）
白線等により区画がないがおよその駐車可能台数はわかっている時には、こんな感じが良いかと。

特に駐車スペースが決まってなくて、どこに置いても大丈夫なことも読み取れます。
出入口幅や道路幅も忘れずに。

 

一戸建ての個人宅（１）

おっ
これは個人宅な気がします。
駐車スペースも多くて、来客があっても困らない感じです。
長さと幅は「5m×2ｍ」となっていますが、車検証上の自動車の寸法は必ず確認してください。

大きい自動車ですと、このサイズに収まらないことも考えられます。
実際に駐車可能だとしても、書類上はダメってことで申請が通らない可能性が高くなってしまいます。
車検証上のサイズに＋0.5ｍ～1ｍは多めに記載しましょう。

 

一戸建ての個人宅（２）

 

これも個人宅な感じですね。
代替申請なら全然余裕。
増車申請でも１台分余裕があるので、４台目を購入しても大丈夫です。
自宅の場合は自認書、他人（夫婦の一方や兄弟等）が所有者なら保管場所使用承諾証明書を書いてもらいましょう。

 

保管場所が離れた月極駐車場など

これは自宅の敷地内に駐車ではなく、２キロメートル以内に借りている月極駐車場なんかの感じです。
一番端っこですが「№２」。
不思議な感じもしますが、駐車位置番号はご自身または管理会社さんに確認をしてください。

 

マンションの１階に保管場所がある

ん？？
ちょっと特殊な感じですね。
確かマンションの１階部分に駐車スペースがあった気がします(*^^*)

道路幅は15m・歩道幅も５mと広いので、比較的大きな通り沿いにあるマンションでしょう。
立体駐車場の場合は、また気をつけないといけないことがあるので別の機会に。

 

【要点・結論】

簡単な説明になりましたが、事例を交えましたのでイメージできたのではないでしょうか(*^^*)

仙台市内の警察署でも多少温度差を感じますが、仙台市から離れれば離れるほど申請書類の中身をジックリと見られる印象です。

暇だからかもしれない（心の声）

他県様式の申請書の場合は、ココまで詳しく書くことがないので、情報がないことも普通にあります（泣）

冒頭のご質問についての回答となりましたでしょうか。
簡単な地図でしたら、インターネットで地図を印刷して、寸法を書き込んでしまう方法。

• 所在図として遠目からでの印刷
• 配置図として接近してからの印刷（複数枚あると安心です）